動画屋の僕がX-H2に期待してること

5月末に開催される「X Summit 2022」に登場すると噂されるX-H2に動画屋目線で期待していることをまとめてみたいと思います。

 

僕は現状のX-H1に概ね満足しているのですが、個人的に思う致命的な欠点が残っていることも確かで、現在ではVマウントバッテリーと外部録画で運用している。欲を出さなければこの欠点を改善してもらえるだけで満足です。ただ、それだけだと買い替える必要もないかなと感じるのも確かで、待ちに待った後継機に色々な想いを馳せています。

 

先ず必須なのは、録画時間を無制限にして欲しい事と、それに見合うバッテリーの持ち時間。

これが無ければ買い替える事はない。これが無いなら結局運用方法は今と変わらないし、であれば、今のX-H1で十分に満足してしまっている。バッテリーグリップを装着しても構わないのでこれが実現される事を願ってる。

 

もう少し欲をかくと、AFの強化だ。X-T4では大分改善されたようだが、動画撮影でもトラッキングAFが使いたい。当然ただ使えるだけでは実用に耐えれないと思うので、他社カメラと同等かそれ以上のもので有ればと期待している。

 

僕の場合ワンマンオペレーションが基本なので、AFをカメラに任せることが出来たら今よりもより成功率が上がると思っている。

 

あと、物凄く細かいことかも知れないが、イヤフォンジャックはちゃんとボディにつけて欲しい。AFやマニュアルの切り替えもレバーだけではなくボタンでも出来る様にして欲しい。録画中にAF/MFを切り替える時、レバーだとどうしても画面が揺れてしまう。

ミラーレスカメラに動画機能やその為のボタンを詰め込むことに拒否反応をしめす人がいる事は知っているが、このシリーズは仕事でも使いたい富士フィルムユーザーをターゲットにしていると願いたい。そうした場合、やはり今の時代はハイブリッドカメラである事は必須ではないだろうか?NikonのZ9がそれを示しているように思う。現に僕の収入のメインは動画だが、年間の1/5はスチールの仕事だ。映像を作っている時も、写真の素材なども積極的に使ったりしている。私のように小さなフリーランスの動画屋さん達も皆同じ気持ちでは無いのかなと思う。噂にあるように8K動画を搭載してきたのなら、動画から写真を切り出すという撮影方法だって大いに現実味を帯びてくる。それが良いか悪いかは別として。メカとして動画と写真は非常に似ている。

 

目的を見失わなければ、手段が増える事はとても良い事である。

 

話は脱線したが、つまりX-H2が待ち遠しくて堪らない!